文章を作成する場合について説明していきます。

ただ、文章作成というとあまりに範囲が広すぎるので、ここでは1時間で800字程度の文章を書き上げる場合を想定しておきます。
これは、資格試験の論文試験で要求される程度の分量でもあります。
あなたが、まだ何も文章作成のための準備をされていないものとします。

そのような場合、どのような対策をすればよいのでしょうか?

わたしは、文章作成の準備とは、実は筋トレ(筋肉トレーニング)と同じではないかと密かに思っています。
つまり、反復トレーニングが必要!

イメージしにくいでしょうか?

まず、800字程度を書くとして、あなたはどれくらいの時間がかかりますか?
論文ですから、書き殴りというわけにはいきません。ですから、ある程度読みやすい字で800字書くとして、平均すると何分くらいかかるか?
ここでは、内容のことは考えず、とにかく原稿用紙の800字のマスを埋めることだけを考えてください。

わたしの場合は、およそ30分くらいかかりました。ただ800字書くだけでです。
多少雑に書くと、25分程度になります。

ということは、1時間で800字程度の文章を作り上げる場合、30分程度は書く時間になります。
見直しの時間を10分程度確保すると、残り20分で文章の内容を考え、構成を検討していかなければならないことになります。

文章作成(論文作成)というのは、単なる感想文を書けばいいというものではないでしょう。
簡単にいえば、論理的に文章を書くということですね。
つまり、「起承転結」といった、文章の基本構成にそって書き上げる必要があるということです。

与えられたテーマに対し、「問題提起」をし、それを「展開」して、自分の意見を入れつつ「結論」を書いて終える。 このような内容構成を20分間でやるわけです。
しかも、書き始めるそのときまで、テーマはわからない。

あなたは、何の準備なしで、1時間で800字の文章を書く自信はありますか?
少なくとも、わたしには無理です。書く自信はありません。
そこで、反復トレーニングです。
文章(論文)の内容やら、文章の構成やらを一からマスターしようとしたら、とんでもないことになります。
そこで、先人の知恵を借りる。

資格試験の論文対策であれば、過去問があるでしょう。そこに模範文例集というのがあると思います。
あるいは、試験対策に限らないという場合は、本屋さんに行くと『論文作成法』、『文章作成法』といった本がイヤというほどあるはずです。
そういったものを利用する。

たとえば、「環境問題」の地球温暖化について書く場合、その文章例をとりあえず写してみる。
これは、まず書くことに慣れるためです。
ただ写すだけです。800字程度の文章例をひたすら写す。
ただ写して書くだけでも30分はかかります。からだで、感じてくださいね。どういったものかを。

そのほか、「日本経済」に関するものや「行政」に関するものなどテーマになりそうなものは、ひと通り写してみてください。
過去問があれば、重要なテーマについて、書いておく必要があるでしょう。
実際に書いてみることでわかることがいくつかあります。
・まず、文章構成をからだで感じ、身につけることができる。
・どのような内容を書けばよいのかが、感覚的にわかる。
・どの程度までかけばよいか、そのレベルがわかってくる。
とまあ、このくらいは、すぐに思いつきます。
(実際に書かなくても、想像できるかもしれません。)

ほかにも、実際に書き写していくとわかることがあります。まだ、上に述べていないことです。

それは、
「あなたの感覚と違う文章では、書き間違いが多くなる。」
別の言い方をすると、
「自分で考えた文章でないから、違和感が生じる。」
実際に手を動かして感じることと、目で感じること(読んで感じること)は、違います。

やってみるとわかります。
句読点一つでも、かなり気になります。

そこで、次にやることは、

「気になる箇所は、全て自分の言葉に直す。」