基本はテキスト(参考書)を「読んで」、「理解して」、「覚える」。これだけです。

あとは、過去問演習ですね。
ところが、自分の学びのパターン、自分の記憶しやすいパターンというものがよくわかっていない方が、意外に多いのです。

そのような時は、「聞く」、「読む」、「書く」、「話す」という基本パターンとその組み合わせで実際にすすめていき、 一番違和感のない方法を“とりあえず”自分のパターンとしてみるといいでしょう。

まあ、大体は今までの経験から判断すればよいのですが、過去に試験に失敗した経験のある方や、 どうも理解するのに時間がかかりすぎるなあといった感じをお持ちの場合、ことによると自分に適した方法と思い込んでいたものが、 実はそれほどでもなかったということがあります。

ですので、ここでは、あまり過去の経験にとらわれず、自分がやってみてよさそうだなと思われるものは、 ひと通りはやってみるとよろしいかと思います。

勉強方法のスタイルをみつける時間がもったいないという方もいらっしゃることでしょう。

しかし、ここで焦らずに自分の適したパターンをみつけると、あとは一気にすすめていけるようになります。

結果的には、時間を無駄にしたなあと思える時間を挽回し、効率よく学習していくことができるようになります。

 

おそらく、ほとんどの方は、聞いて覚えるのが一番ラクだと思うでしょう。

講義を聞いた方がよく理解し、記憶できそうだなあという方は、予備校などの講義に出るか、 カセット・ビデオ・CD・DVD教材などの利用が考えられます。

もし予備校の講義を利用しようと考えているならば、必ずいくつかの予備校に足を運び、実際に講義を体験することをお勧めします。

講師との相性はかなり重要です。

 

また、予備校を利用する場合は、ほとんどの場合指定のテキストにそって講義が進みますが、そのテキストの質も様々ですので、 そのような点も予めチェックポイントとして考えておく必要があるでしょう。

予備校指定のテキストが使いづらく、結局、テキスト選びからはじめなければならなくなったというのは、よく聞く話です。

 

予備校を利用するのではなく、CD教材などを利用する場合も体験版などがあれば、必ずそれを利用する。

自分に合った教材が見つかれば、携帯用の再生機器をうまく使って、移動時間や、休憩時間に聞くようにすると効率が上がります。

この方法は、わたしもよく利用しています。

 

テキストや参考書類を読みながら理解し、覚えるという方でも、実際には演習問題をこなしていくことで理解が深まり、 記憶の定着がなされていくと思います。

講義に出る時間的な余裕がない方は、この方法を採られることになるでしょう。

この方法に関しては、後述します。

 

書きながら覚えようという方は、ほとんどの場合、テキストや参考書を自分でまとめなおして記憶の手助けにする。 つまり、記憶用のノート(いわゆるサブノート)を利用する方が多いでしょう。

このサブノートは、一度つくれば最強の教材となります。

欠点といえば、つくる手間がかかるということでしょう。

多少の手間は厭わないという方であれば、この方法がよろしいかと思います。

 

注意点は、あまり“こり過ぎない”ということです。綺麗なノートを作ることに専念するあまり、時間ばかりとられてしまい、 肝心の演習をする時間がなくなってしまったというのはよく聞く話です。

コツとしては、カード形式(京大式や英単語用のカードなど)にして、覚えづらいものだけカードに記入し、常に持ち歩くようにする。

これならば、ちょっとした時間をうまく使うことができますのでお勧めです。

 

話しながら覚える方法もあります。

たとえば、中学生のときに英語の単語やテキストの文章をひたすら読んで覚えたという経験が、あなたにもありませんか?

唇を動かすということで、脳に刺激が伝わって覚えやすくなるようです。

 

それならば、自分自身に話を(講義を?)すれば、予備校に通わなくとも、予備校の講義と同じ効果が得られるかもしれません。

冗談のようですが、実は、わたしは難しい内容を噛み砕いて説明しなければならないときにブツブツとつぶやきながら、 自分自身に語りかけることがあります。

それでうまく説明できないときは、自分の理解が十分でないと判断しています。

ちょっと(かなり)怪しいので、この方法は使う場所を考えた方がよろしいかと・・・。

 

これらの方法の中で、わたしがメインで使っている方法は「読む」パターンです。

(他の方法ももちろん併用しますが)

そして、あなたにもお勧めするのがこの方法です。

 

ちょっと考えればわかりますが、ほとんどの資格試験の問題は文字(文章)で作られています。

文章を読ませ、その意味を理解し、問題に答えるということを要求しているわけです。

では、それに対処するには・・・。

これ以上、説明の必要はないでしょう。

 

一度この方法を身につければ、文章を読んだときにポイントをつかみやすくなります。

資格試験に限らず、たとえば仕事で資料をまとめてレポートを書く必要がある場合などにも応用が利くようになるかと思います。

ポイントをつかめるようになるというのは、かなり重要なことですし、これからますます必要になる能力だと考えています。

では、どのように「読む」か?

 

具体的にいいますと、「三読法」とという方法で行います。

 

「三読法」は、わたしのオリジナルですので、辞書には載っていません。(多分)

これは、3回読むということですが、もちろん3回とも同じ読み方ではありません。

 

1回目は、全体の流れをつかむために読みます。

「どういったことがテーマになっているのか」、「どんな問題が出ているのか」といった点を知るだけですから、細部は気にしません。

「全体構造をつかむ」と考えていただければよいかと思います。

目次を利用することも大切です。

目次というのは、「全体構造」を項目を並べて示しているところですから、これを利用しない手はありません。

慣れてくれば、目次を見るだけで重要な箇所をつかむことだってできます。

 

また、全体の中で、いま学習している項目の位置づけがわかると「ここはそれほど時間をかけなくともいいな」とか、 「ここはじっくり時間をとってすすめた方がいいかな」といった振り分けもできるようになります。

わたしは、何かの本を読むときに(勉強に関するものだけではありません。仕事や趣味に関するものでも)、途中で目次を見直して、 ここは「全体の中のどのような位置づけにある部分なのか」を確認することがよくあります。

 

こうして、「重要度の見分け方」を身につけることも大切なことだと考えているのです。