第3章 ~準備編~ 〈5〉

まず、必要なものを揃える。

必要なものとしては、過去に出題された問題集(略して過去問)は欠かせないでしょう。

わたしの場合は、少なくとも3年分(3回分)、多いときには10年分(10回分)を手に入れました。

もし、法律系の資格でしたら条文集(六法全書)も必要かと思います。

(資格によって必要なものがあるでしょうから、 それを手に入れてください。)

 

内容について説明してある参考書類。これは、はじめて学ぶ科目の場合は必須でしょう。 内容を理解しているのであれば、必要な範囲で揃える。

参考書は、ほかの合格者の声を聞いて(体験記などに目を通して)、評判のよいものを選ぶのも一つの方法ですが、 その場合でも、必ず自分で中を見て、理解できるものを選ぶことです。

何冊か見比べる場合、同じ項目のところを読んで、一番理解しやすいものを選ぶというのがよいのではないでしょうか。

項目と簡単な説明だけ羅列してあるコンパクトなものから、内容を具体例で説明してある、かなりボリュームのあるものもあります。

 

わたしの場合でいいますと、なるべくわかりやすいというのが大前提ですが、これ一冊で(あるいは数冊で)、 ほぼ試験範囲を網羅してあるものを選びます(完全に網羅してあるものは、ほとんど存在していないでしょう)。

本の厚さについては、目をつぶりました。

その理由について述べておきますと、

・たくさんの参考書を用意しても、おそらく全部に目を通す時間がない。

・あれもこれもと目移りし始めると、収拾がつかなくなる。

・たくさんは覚えきれない。

・一冊だと予定が立てやすく、達成感が味わえる。

こんなところでしょうか。

 

もちろん、わかりにくいところはほかの参考書類で調べることはありますが、その場合でも、あくまで参考程度です。
そして、一度この参考書と決めたら、よほどのことがない限り変更はしません。その一冊を徹底的に使いこなす。

よほどのことというのは、読んでいって説明がわからないところが多すぎる場合や、著者とどうしても肌が合わないような場合です。

多少、不明なところがある場合については、基本的には本の変更はしません。

大体、一回読んだだけで全て理解できるなんて最初から思っていないからです。

それと、最後まで読んでから理解できる場合も多々あるということを、経験的に学んだからです。

 

ちょっと余談になりますが、本試験の当日、試験会場にテキストや参考書、過去問集など何冊も持ち込んでいる人を見ますが、 試験直前に全部に目を通すことなんてまずできないでしょう。

大体、時間的にも精神的にもそれほど余裕はないです。

安心感を得るためだということを聞いたことがありますが、本当に全部の参考書類をマスターしているのでしょうか?

もし、全部中途半端にしていた場合、それらの大量のテキストやら参考書やらをみると、逆に不安になってしまわないのでしょうか?

他人事ながら、心配になってしまいます。

もちろん反論される方は多いでしょう。もし、当日気になる項目を調べたくなったとしたらどうするのか?

 

わたしが、テキスト類を最小限に絞り込んでいるのは、試験会場で直前に見直すことができるようにということが大きな理由です。

「これ一冊あれば何とかなる!」

「これはほぼ完璧にマスターした!」

と、試験会場で思えるくらいにする。そのための準備なのです。

 

気になりそうなものは、全てテキストに書いてある。書き込んである。

そういえるくらいに、テキストを使いこなすのです。

 

過去問と参考書類の用意ができたら、学習開始です。

 

 

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