一読目でおおよその感じがつかめたら,今度は二読目です。
しっかり読み込むので,できれば机の前に座るか,そうでなくても,なるべく環境は整えた方がよいでしょう。
〝テキスト〟と一緒に「過去の出題された問題(過去問)」も準備してください。
試験当日に使う〝道具〟も同時に作っていくことになります。
ところで,あなたがいま目の前に用意してある〝テキスト〟はかなり厚いでしょうか?
あまり厚くはなくとも,理解するのに一度ではちょっときつそうですか?
いま,あなたには,十分な時間が確保できていますか?
十分な時間が取れない場合で,一度ではこの〝テキスト〟の理解はちょっとキツイなあというときは「細分化」しましょう。
何章にも分かれている場合は,その1章を1回分としましょう。
1章でも量が多いなと感じるようでしたら,1章をさらに細分化しましょう。
1章のうちの項目が分かれている,その1項目を1回分とすればよいです。
この細分化した,1回分についてならばやりやすいでしょう。
まず1回分を読んで,内容を理解して,重要な用語などは覚えるようにします。
1回分だけですから,そんなに時間はかからないでしょう。
次に,過去問でいま読み込んだ項目に該当する部分を選び出します。
そして,その問題を解いていきます。
何問かあれば,全部解きます。何問もあるならば,その項目は重要な個所かもしれません。
もし過去問がない時は,あまり時間をかける必要がないところかもしれません。
そんな判断もできますね。(とはいっても,初めのうちは先入観を持たないでこなしてみてください。)
そして,問題が解ければ理解はできていることになります。
解けなければ,理解は不十分だったということです。
ただそれだけです。
解けないからといって,落ち込むことや,反省することなど全く必要ありません。
むしろ,解けないということがわかったことに感謝するべきでしょう。
解けなかったところは,印象に残りやすいですからね。