《あくまで参考ですよ》
わたしなりに,ある程度〝テキスト〟の見分け方の基準がありますので,それを紹介しておきましょう。
簡単にまとめますと,以下のようにチェックポイントは2つあります。
1.なるべくわかりやすい記述のものを選ぶ。
あたりまえですけれど,合格者の意見を参考にして選んでも,それがあなたに適する表現で書かれているという保証はありませんからね。
たとえば,憲法の「基本的人権」についての説明を何冊か読み比べてみて,一番〝自分にとって〟わかりやすい表現で書かれているものを選ぶようにします。
2.なるべく1冊ですむようなものを選ぶ。
これ1冊あれば,ほぼ試験範囲を網羅できているというものを選びます。完全に網羅されているものはありませんが,その本をマスターして8割程度は得点できるだろうというものを選びます。
これ1冊ということですから,結構厚い本になるのは仕方がありません。1冊では無理でしたら,2冊にするしかないでしょうね。
ちなみに,科目数が多い場合は,各科目1冊を目安にして選ぶようにします。
たとえば,行政書士試験や大学入試試験などの場合,科目数がかなりありますので1冊で全範囲を網羅することはできません。
もし1冊で網羅してあるとすれば,ポイント集(ポイントだけまとめてあるもの)となるはずです。
ポイント集だけで合格レベルに達することができるのは,あらかじめ知識がある場合くらいでしょう。
なんとなくよさそうだと思って(カラフルで,わかりやすそうな体裁になっているんですねえ,これが)買ったはいいけれど,結局理解できなくて,最初からやり直すことになったというのは,よく聞く話しです。
あくまで,わたしの基準ですが,たぶんあなたにもあてはまる基準だと思います。
(たぶんですよ。保証はできませんが・・・。)
追記(あとになっても触れるのですが、軽く補足しておきます。)
ちなみに、2については正反対のことをおっしゃる方もいらっしゃいます。一つの記述でわからないことも、複数の本で見れば理解がしやすくなるといったことを理由に挙げているかと思います。
この点は否定しませんが、あくまでベースは1冊。つまりこれを教科書とする。
ほかは参考書。参考書がメインではない。
この方針はどの試験種でも同じです。
(いまでもこれでいってます!)