あなたは,もう気づいていることでしょう。
わたしが,いままで,タイトルに「時間管理」と書いてこなかったことを。
「時間管理」という言葉で,どういったイメージが湧きますか?
単に“言葉”の問題に過ぎないとは思いますが,わたしは,「管理」という言葉で,何か支配的な,時間は「悪者!」といったイメージが湧いてくるのですが,あなたはどうでしょうか?
「時間が,敵だ!」みたいなイメージです。
何でもそうなのですが,“敵対視”していれば,当然,相手からも同じように返ってくるというのは,なんとなくわかりますよね。
たとえば,誰かからケンカ腰の口調で何か言われたら,ムッとして,こちらもつい,ケンカ腰の口調になってしまうようなことです。べつに,その人とケンカしたいわけではないのに…。
だから,「時間となかよくなりましょう」といってきたのです。
もう,とっくに気づいてました?
言葉の使い方って,大事ですよね。
ところで,いまわたしは,ハウツー本をほとんど読まなくなってしまったので,単なる憶測なのですが,「早起きすれば何でもできる!」という類の本がたくさん出回っています(これも単なる憶測です,ゴメンなさい。本屋さんにたくさん置いてあるからそう思っただけです)。
そこで,うまく時間を使いたいなあと思った方(これって,実はわたしのことです)が,この本を買って読んだときに,どうなるのかちょっと興味があります。
その方(つまりわたしです)が,夜のお仕事が中心で,早起きができない環境だったとき,「どうして早起きができないんだろう!」といって,逆に自分を責めて,反省してしまうのではないのかと,ちょっと心配してしまうわけです。
べつに,早起きがダメとは言ってませんよ。
わたしも,早起きするのが良いことは知っています。
わたしは,ずっとダラダラした生活を続けていて,たまに早起きすると,「なんて1日って長いんだ!」と思いますもん。
「こんなに1日が長いなら,確かに何でもできるなあ」って思いますもんね。
わたしが,「時間の家計簿」をつけてから,時間とのつきあい方を少し知って,それ以来,必要なら,早起きすればいいじゃないの? と思うようになってきました。
というか,やりたいことがあると,からだが勝手に,“早起きモード”になってしまうんですね。
「がんばって,早起きするぞ~!」というのが少しずつなくなってきました。まあ,もともと,がんばるのが苦手というのがあるのですが(笑)。
それと,「時間管理」で定番なのが,やりたいこと(やるべきこと)をまず並べて,優先順位をつけてから始めるというのがあります。
これは,先日(というかかなり前)「日本経済新聞」で書いてあったのを読みました。
会社組織で働いている方は,次から次に仕事が舞い込んで来るそうで,「自分の仕事がこなせない」と嘆いている,といったことが紹介されていました。
確かに,組織の中にいると,そういった状況になるのかなあと思います。
わたしは,大きな組織の一員として仕事をした経験が少ないので(全くないわけではありませんよ。ただ,自分にはあわないと思ってすぐに辞めてしまいました。ウ~ン,わがままです),優先順位をつける必要性という実感があまりないのですが,そんなものかなあと思ったものです。
このような場合,確かに,時間に追い立てられているような感じになるでしょうね。そうなると,「時間との戦い」という言葉がぴったりと当てはまりますね。
新聞によれば,時間管理について学ぶスクール(セミナー)が結構盛況なようです。
いろいろなテクニックを学べるそうですよ。
わたしは,受講したいとは思いませんがね(笑)。
でも,テクニックを学ぶ前に,意識の持ち方を変えた方がいいような気がするのはわたしだけでしょうか・・・。