さて,あなたは,「やりたくないこと」や「嫌いなこと」を書き出しました。
溜めているものを出すと,すっきりするでしょう(笑)。
実際にやってみると,意外に簡単だったと思います。
次に,あなたにお願いしたいのは,その書き出したものを眺めていただきたいのです。
どんな感じがしますか?
たとえば,「ずいぶん“わがまま”だなあ」とか…(笑)。
いろいろな感じがあるかと思いますが,ここでは,「本当にやりたくないのか?」あるいは「本当に嫌いなのか?」ということを考えてみてほしいのです。
たとえば,嫌いでやりたくないものに「仕事」があります(わたしの場合ですよ)。
それから,「営業」や「イヤな付き合い」,「早起き」といったものがあります。
実は,これはひとつのイメージから出てきたものなのです。
あなたには,もう想像がついていることでしょう。
そうなのです。「会社に勤めているとき」のことを思い出して,イヤなもの,やりたくないものが出てきたのです。
でも,会社が全部イヤなわけではないです。その中の一部分が特にイヤだと,全部イヤなイメージになると言うことですね。
別に働くのがイヤと言うわけではないです。仕事の中で,頭を下げて回る,イヤでも付き合いがある,そういったところがイヤなわけです。
それから,自分の自由にできない時間がとっても多くなるということ。
これは,すごくイヤでしたね(単なるわがままじゃないか! と言う声が聞こえてきそうですね)。
さあ,あなたの書き出したものを眺めて,「本当にやりたくないのか?」あるいは「本当に嫌いなのか?」ということを考えてみてください。
(考える時間)
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