《実践してくださいね》
タイトルは,書き間違えではありません。
とはいっても,先ほどと同じように,いきなりは書きづらいでしょう。このまま書き始めるくらいならば,先ほどの段階で,やりたいことを書いていますよね。
今度は,具体的な書き方を紹介します。
ここでは,マインドマップ(のようなもの)を利用します。
マインドマップをご存知ない方は,ホームページに簡単に紹介してありますので,それを見てきてください。
わたしも,これはかえって面倒じゃないのか! と思っていましたが,実際に使ってみると,意外と使える便利な道具(テクニック)だとわかりました。
応用範囲が広いので,ぜひ使ってみてください。
高能率学習法のところでも使用します。
でも,どうしても相性が悪いなと感じたら,無理にはお勧めしません。
だけど使ってください(って,いったいどっちやねん)。
書き出すときに,文章にするのが苦手だと,それだけでイヤになってしまいます。
そこで,単語(あるいは短文)だけ書き出すようにします。
用意するのは,いまは練習ですから,何かの裏紙でかまいません。
筆記具は,何でもよいですが,できればスラスラ書けるサインペンなどがよろしいでしょう。蛍光ペンなどもよいです。お絵かきのノリでやってください。
ミスしたときのために,消しゴムで消せるように鉛筆ではいけないのかと考えたあなた。ミスという考えは捨ててくださいね。
お絵かきなんですから,多少の間違えなんて気にしない!
それでは,具体的な書き方です。
【手順】
1.中央にだ円を書きます。ここに,「やりたくないこと」あるいは「嫌いなこと」などと記入します。
2.そのだ円から何本かの線を引きます。その線の先にやりたくないこと,嫌いなことなどをただ,書いていけばいいだけです(簡単でしょ)。
3.日付などのメモ書きも入れておくとよいでしょう。あとで見直すと面白いですよ。
さあ,今度は,あなたが書く番です。
コメント
・思いつくままに書くのがコツです。
・深く考えないで,自分の中で今まで不満に思っていたことを,ただ書き出すのです。
・線は何本になってもかまいません。
・たとえば,「勉強」と書いて,特に「数学」がイヤならそこからさらに線を伸ばし「数学」と入れていきます。「仕事」で特に「営業」がイヤなら,同じように線を伸ばし「営業」と書きます。いくらでもつないでいけます。
・思い浮かばないときは,線だけ書いておくとよいです。フト浮き上がってきたときに,書き加えます。
・書き出すときは時計回りの方が,やりやすいかもしれませんが,あなたの好きなところから線を引いて書いてみてください。
これが練習とは言いましたが,実は,これが本番です。
やってみれば簡単でしょ。コツは,適当(いい加減という意味ではありません)にやること。「さあ,書くぞ!」なんて気張らずに,軽い気持ちでやってみてください。
ただ,このままでは,まだ十分ではありません。と言うのは,「本当にやりたくないこと」や「嫌いなこと」が全部出し尽くされているとは思えないからです。
あなたの,心に(?)聞いてみてください。本当に全部出し切ったかどうかを。
たぶん,まだ“なんとなく”満足感がないのではないでしょうか。
ここで焦ってはいけません。この“思い”を一日寝かせることも大切です。
明日,再び書き出してみると,もっと出てくるかもしれません。気になったときに,書き出すようにすればよいです。
パソコンで書いている場合は,「プリントアウトしてください」と言った理由がわかってもらえたでしょうか。すぐに書き出さないと,忘れてしまうのです。
パソコンを立ち上げて・・・・・・,とやっているに,面倒くさくなってしまいます。
マインドマップ(のようなもの)の利点がわかっていただけたでしょうか。
思いつくまま,文章にしなくてよいので,簡単に書ける。
これは,いい加減なわたしには,ぴったりの道具(テクニック)です。
さて,もう一度,「やりたくないこと」や「嫌いなこと」をできるだけ書き出してから,次に進んでください。
溜めているものを出さないと,具合が悪くなってしまいますからね。
(思い当たる節あります?)
“やりたくないこと”を書き出します。
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